2016年7月30日土曜日

スキー上達講座:第3回スキー選手に多い膝の怪我!その原因とは?

皆さんこんにちは。
東葉コンディショニングの成田です。

皆さんはスキー選手に多いケガは何だと思いますか?それは膝の怪我です。
膝の怪我は回復に時間がかかるためシーズンを棒に降ってしまう可能性があります。そこで今回は膝の怪我の原因と予防法を紹介したいと思います。

   そもそも競技スキーはなぜ膝の怪我をしやすいのか?


なぜスキーは膝の怪我が多いのでしょうか?それはスキーの板に秘密があります。
スキーの板は昔と大きく変わり「カービングスキー」が今では主流になりました。カービングスキーでは、以前のスキー板に比べて短く回転性に優れ、簡単に細かく素早いターンが出来るようになりました。
しかし、その代償として膝の怪我が大幅に増加しました。なぜならターンのスピードが速くなることで遠心力が上がり、体への負担が大きくなったからなのです。
体への負担が増えることで疲労が蓄積され、その状態で滑っていると上半身がスピードについていけなくなります。そうなるとポジションが後傾になりスキーの反発に下半身が耐え切れなくなり、スキー板と一緒に膝下が前に飛び出てしまいます。この時に前十字靱帯の損傷・断裂という大きな怪我を起こしてしまうのです。





右の画像のようにポジションが後傾になり、板の反発に体が耐え切れなくなると、赤い矢印の方向に膝下が飛び出します。
しかし、体は重心がかかっているため黄色い矢印の方向に落ちて行きます。この時、膝が捻られ大きな負担が加わり靭帯を損傷してしまうのです。








カービングスキーのターンは常にジャンプを繰り返している状態と同じです。それだけ下半身に負担がかかっているのです。

◆膝の怪我はトレーニングで予防できる? 

では膝の怪我はどうやって防ぐことが出来るのでしょうか?
一般的に有効なのは、やはり筋力トレーニングになります。下半身の筋力が向上することで膝関節のバランスが安定することで負担を軽減できます。特に重要なのが、大腿四頭筋とハムストリングスの筋力バランスになります。大腿四頭筋の方がハムストリングスより強くなっていますが、ハムストリングスの強さが大腿四頭筋の60%必要となることがわかっています。60%以上を下回る筋力だと前十字靱帯の損傷のリスクが高いという研究の結果が出ているようです。スクワットやレッグカールをバランスよく行い、大腿四頭筋、特にハムストリングスの筋力強化を図ることが大切です。

しかし、筋力を養ってもそれを使いこなせなければ意味がありません。そこで重要になってくるのがバランスです。スキーの板にバランスよく力が伝えられていれば、膝への負担を軽減できるだけでなくパフォーマンスの向上にもつながります。

多いのが膝とつま先の方向が違う方向に向いていることです。膝が内側を向いているのにつま先が外側を向いていると、地面への力の伝わり方が悪く膝にも負担がかかってしまいます。これでは筋力の向上が出来たとしても、怪我のリスクは軽減できません。

当院ではバランスシューズを履いてのトレーニングと施術での全身調整によるバランストレーニングを実施しています。


このバランスシューズを履きスクワットやステップなどを行うことで、正しい体の使い方の学習と下半身の捻じれを整えることが出来ます。つまり足・膝・股関節の動きを改善し、力の伝達力を良くすることで、関節への負担を軽減でき無駄のない体の使い方が出来るのです。


このようにスキー選手に多い膝の怪我はトレーニングで予防することができます。オフシーズンに予防も兼ねてトレーニングを行うようにしましょう。

バランストレーニングに興味のある方はお気軽にご相談ください。

記事 成田

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